怒りを出すと現実がすぐに変わった。


つづき。



エネルギーや気を扱えるようになると
すぐに現実を一瞬で変えられるものがあって

それはすごく役に立つし、
知っていてすごくいい。

でも、

ネガティブな感情は、
ほんとうは、もっと味わっていたいときもある。

なにかモヤっとした時
みぞおちが、ぎゅっ。てしたとき
それのどれもが、元にたどり着くと
親に抱いている感情だった。


先日観た映画では
一緒に住んでいても家族の心がばらばら
だけど、主人公の心の変化により家族も少し変化した
という話だった。

親はふたりしかいないから
僕の国ではすごく大切にするんだよ。
そのことばがすごく印象的だった


見ていて、モヤっとした。

わたしも、パパとママと、もっと話したいし大切にしたいな。

あぁ、わたしもそうだったな
見ないふりしてたな
あのときずっと泣いてたな。

いまは、かなり良くなってはいるけど
そのころのことを思い出したら

もっとちゃんと感じたかった感情があるなと思った。


もっと、ずっしり、

そのとき、感じるのを中断して
奥底に仕舞い込んだ感情を、感じた。

父は、ずっと忙しいと言って
ほとんど会ってもらえない。声も聞けない。
さみしい。

10代で家を飛び出してから
父と母と妹と
仲良しなはずだったのに
いつのまにか疎遠になって

いまもそのモヤモヤが残っていた。

表面上では仲が良いと思うし、周りからも言われる、けど、

ほんとうはもっと、そのまんまで付き合いたいし、もっと大切にしたいし、感じたい。

わたしが最近ハマっているドラマといえば
実の親子ではないけれど、父のように見守りいつでも助けに来てくれる存在がいるとか
信頼関係、そんな内容だ。


寂しい、悲しい、を感じようとも感じられないので
やはりまた、怒り、を出してみることにする。

なにに対して出すのか、そんな『なにに対して』という頭の思考は取っ払って

ただ、顔を歪めて、ベッドを叩き、
あ”ーーーーーーーー
と、出す。



15分ほど時間を決めて出しおわって、
あとはからだに任せてただそこに居る。

そうしたら、

その瞬間電話が鳴った。

パパからの電話だった。


パパは明るく、
愛美の絵をかざれるところあるんだけどどうだ?!と、話し始めた。

たあいもない話をして、笑って、終わって

そのあと、ママにも電話したいな!とふと思いついて
電話をかけたら、今飲み会だよ!と言って終わった。笑


あれれ?

なんか、これって

実家にいて、今日こんなことあったよー
って他愛もない感じで報告する家

ただ、そんな感じ。


ふたりのそのまんまを感じられて
わたしもいつものまんまで話をして

あとはそれぞれの世界へ戻っていった。

なんか、実家にいる時と同じ軽さだった。


わたしが持っている家族との関係のイメージは
思い込みというフィルターがあっただけかもしれない。

閉じ込めていた感情を、
向き合って感じてみたら

現実がすぐに変わり始めた。

まだまだ残っているモヤモヤを

もう少し感じたいと思う。

あのころのこどもの自分が感じたかった感情を。





いやいやいや、

おめー、そんなカワイイ感情じゃねーだろ?!
という声がしてくる

つづく







らぶみ

投稿者: らぶ美

本心で生きる為に書いてます。

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