私の仕事のことについて
あんまり話したことない父から、
先日、
お前、コロナで暇だろ？
ちょっとイラストのバイトしないか？
と珍しく電話が来た。
父は自分で会社をしていて、
私の仕事は不安定だし
はよ会社に就職していい男捕まえろ
とか言って、
出演作品とか舞台も見てもらえなかった。
でも
毎年欠かさず誕生日カードを送っていたので、
それを見てくれていて
（見てくれていてなのか、
コロナで仕事なくて大変じゃないのかと心配してくれたのか）
イラストできるだろ、と言ってくれたようだ
それで、
お前だけじゃなく他にも数名オファーしてるけど、
まあやってみてくれ。と言われて、
父の会社のロゴっぽいのを描くことにしたんだけど
むずいし良い案浮かばないし、
他のプロの人に頼んでるなら
その人の方が上手いだろうし
私のレベルなんて
ちょっとめんどくさい。。
って思って放置して
5日くらい経って
やっぱり描いてみるか、、
と思い立って
デスクに向かったら
楽しくてあっという間に
出来上がってしまった。
久しぶりに色鉛筆使ってみたりして
めちゃくちゃ楽しかった。
出来上がって父に送ってみたら
おお、、
やっぱり思った通りお前のは良いな。
良く俺の要望をわかってる
ギャラもお支払いしますよ
なんて言ってくれて
人生で初めて。
それが父の優しさなのか
元気出させようとしてくれたのか
本当に一番良かったのか
コロナだからなのか
本当かどうかはわかんないけど
てかどうでも良くて
とにかくすごく嬉しい。
アトリエっぽくしたデスクで
やっと本気で作業できたのも嬉しい
私の描けるタイプを予想してくれてたのが嬉しい。
親に認められたい
って欲も満たされたけど
一番は
私が純粋に気楽に楽しくやって
それで喜んでくれる人がいるんだ
って自信だ。
単純かもしれないけど
なんでこんな単純なことを
いつも難しく考えるの？
楽しいことをずっとやってて良いんだよ。
辛い思いの先にある
努力してこそ認められる仕事
世間一般的に認められるような
社会に適合して
安全に生きていける仕事
良いと言われている仕事につくことで
親に認めてもらおうとしていた。
そういう仕事をしていないと
胸を張れなくて
認めてもらえない
そうやって
自分をずっと閉じ込めてほんと硬くなっちゃってんの
いつまで親のせいにしてんのよ
社会不適合でいーじゃんもう。
普通の就職ができなかった自分も
事務所で大きな仕事が取れなかった自分も
認められさえしなくて良い。
毎年誕生日カード送って
欠かさず表現してきた自分に
拍手したいし
社会不適合者の私にしか
表現できないことがある
もっと自慢すりゃー良いよね♡
らぶみ
